日本表面真空学会に参加してきました

投稿日:2019年4月14日 投稿者:ジミー


4月13日(日)、爽やかな青空広がる土曜日、最高の学会日和です。
本日は東京理科大学 葛飾キャンパスで開催された日本表面真空学会 2019年度関東支部学術講演大会に行ってまいりました。

1日限りの小規模な学会ですが表面と真空に関係ないユニークな発表も多数ありました。
関東支部大会ですが関西からも参加されています。

ポスター発表内容は様々ですが、
”C60分子をボールベアリング“にして計算するとクーロン摩擦に従わないとか、
“カーボンナノチューブの分散液”を墨汁にして紙や木材など色々な材料に文字を書いた時の表面を研究したり、液体金属とカーボンナノチューブを活用した圧力センサーや加速度センサー開発など大変ユニークな研究が多数ありました。
あとは何よりも機械学習ネタがほんとに増えましたね。ディープラーニングを使って、異なるSEMの絵を判別したりと様々です。

講演発表で特に注目していたのは、ポストグラフェンとの呼び声高いシリセンの成長と構造解析でしたが、“スピンによる熱制御”という講演がなかなか面白かったです。
物体の温度差が電圧に変換される現象にゼーベック効果がありますが、それのスピン版、スピンゼーベック効果なるものが2008年に発見されていたとは知りませんでした。
スピンゼーベック効果は、電流や磁界を用いずに、磁石の両端に温度差を与えるだけで電子スピンの流れができる現象で、この現象を応用した新エネルギー技術の講演でした。
実用化はまだ先のようですが新しい発見の多い1日となりました。

サイエンスってホントに楽しいなぁ